AGAとは

最近薄毛に悩んでいる方で、AGA(男性型脱毛症)という言葉を聞いたことはないでしょうか?
日本中で、実際に男性型脱毛症で悩んでいる方は、決して少なくはありません。
初めて聞いたという人でも分かるように、AGAとは何かということを説明していきます。

AGAとは成人男性の1/3がなっている脱毛症

まずAGAとは「Andro Genetic Alopecia」の略称であり、日本語では「男性型脱毛症」という意味になります。
男性側脱毛症は進行性の脱毛症のことで、実際には頭頂部、前頭部、額の生え際の3つの部分から毛が抜けていきます。

発症する年齢層は様々ですが、最近は20代などの若い世代にもAGAで悩む人が増えています。
この名前を初めて聞く人は、その数がどれくらいなのか気になると思います。
現時点では、成人男性の1/3の方がAGAの症状に悩まされていると言われています。
また薄毛の9割がAGAが原因とされており、全体では全国に1,260万人のAGA患者がいると言います。

AGAはどのように発症するのか?

AGAはその初期症状に特徴があります。
多くの方が最初に感じるのが、普段より抜け毛の数が目立ち始めることです。
またそれよりも前に、予兆が現れることもあります。
ある日突然、何の前触れもなくAGAになるわけではなく、それまでの過程も重要です。

その1つが毛髪の堅さや太さ、ボリュームなどであり、数年間という時間をかけてジワリジワリと進みながら抜け落ちていきます。
以前と比べて髪の毛が柔らかくなったと感じる方は、もしかしたらAGAの初期症状になったのかもしれません。
髪の質が元から柔らかい人はなかなか判断しづらいかもしれませんが、しっかり観察することが大切です。
以前より抜け毛が増えていたり、髪の毛が軟毛になってきたり、髪の色が薄くなってきたり、フニャフニャしてきた場合はAGAが発症するサインかもしれません。
しかしそのすべての抜け毛がAGAに直結するわけではありませんので、注意深く観察する必要があります。

AGAは遺伝するって本当?

男性側脱毛症には様々な原因があり、その1つが遺伝です。
それでは、どのような遺伝子がAGAに繋がるのでしょうか?
具体的には次の項目が挙げられます。

◆DHTと受容体の相性の良さ
DHTは受容体と結合することで、脱毛因子を誘発します。
この受容体がアンドロゲンレセプターであり、DHTとの結合のしやすさは人によって異なります。
結合しやすい人もいれば、しにくい人もいますが、結合しやすい受容体が遺伝してしまうと、その子供がハゲになる可能性が高くなります。

◆5αリダクターゼの活性度の高さ
5αリダクターゼは、その活性度が高いとDHTの生産量が上がり脱毛因子が増加します。
なお活発な5αリダクターゼが遺伝すると、ハゲの原因になりやすいと言えます。

AGAは進行性の脱毛症

AGAは進行性の脱毛症とも言われています。
そのため後頭部や側頭部以外の毛は、どんどん進んでしまいます。
それで終わればいいのですが、そこで終わりではなくそのまま進行していくのがAGAの特徴でもあります。
人の髪の毛というのは一度毛母細胞が死んでしまうと、その後は元に戻ることがありません。
脱毛が進行する前に、できるだけ早くその症状を食い止める必要があるのです。
手遅れになる前に、AGAの治療を行うことが大切です。

そのためには、やはり早期発見が重要と言えます。
以前より抜け毛の数が増えたり、髪が細くなったりなどの変化がある場合は、AGAを疑ってみる必要があります。
AGAは早めに対策すれば、改善する可能性が残されています。
毛母細胞が死滅する前に、何かしらの手を打つことが大切です。
早めに対処することが、何よりも薄毛対策と言えるでしょう。

AGAの基本的な治療方法

AGAには様々な治療法がありますが、その中の1つが日本皮膚科学会が推奨する治療手段という方法です。
基本的にはですが、この方法で治療していくことになります。

◆フィナステリド製剤
フィナステリドというのは、テストステロンと5αリダクターゼの結合を妨げることで、AGAの原因でもあるDHTの発生を抑えてくれます。
しかしフィナステリドには、性欲減退、勃起不全、射精障害などの副作用もあります。
さらに海外では「フィナステリド症候群」という、フィナステリドを服用しての後遺症も問題になっています。

◆ミノキシジル
ミノキシジルは、頭皮の血行促進や頭皮の細胞(毛包)活性化という2つの効果を期待できます。
こちらの副作用として頭皮の発疹や発赤、痒み、ふけ、頭痛、むくみ、胸の痛みなどが挙げられます。
その他にも、めまい、動悸、不整脈などを訴える人もいるようです。

◆自毛植毛
自毛植毛はその名前の通り、自分の毛根を移植することで毛を生やす方法です。
この方法はDHTの影響を受けないのが特徴であり、移植は後頭部から行います。
そうすることでDHTの影響のない性質を受け継ぐことができますので、ヘアサイクルの正常化も期待できます。

AGAの治療にかかる費用とは?

実際にAGAの治療を受ける方は、そこにかかる費用が気になるのが通常だと思います。
実際の費用は、その方法によっても異なります。
育毛剤治療の場合には、1ヶ月で1~2万円程度が目安とされています。
またAGAクリニックでは、内服薬で1ヶ月1万円程度、育毛メソセラピーになると12~18万円程度になります。
さらにHARG療法は、50万円以上かかることもあります。
植毛治療はその範囲にもよりますが10万円以上が多く、高いケースになると数百万円を超えることもザラです。

費用の面から見ると、植毛は最後の手段として残しておくといいかもしれません。
最初は育毛剤や育毛シャンプー、サプリメントなどの自力で行えるAGA対策をおすすめします。
それでも改善しない場合には、専門クリニックに通うのが現実的と言えるでしょう。

一緒に生活習慣も見直しましょう

AGA治療を行う場合は、一緒に生活習慣の見直しも行いましょう。
抜け毛や薄毛の悩みがある方は、これまでの自らの生活習慣を振り返ってみてください。
髪の毛の成長に悪影響を及ぼすような食事をしていたら、早めに改善しなければなりません。
具体的に、以下の項目に注意しておきましょう。

◆脂っこい食事やカロリーの高い食事
これらの食品は、頭皮環境や血流の悪化などの原因になります。

◆飲酒や喫煙
飲酒や喫煙を繰り返すと、血流が悪化して抜け毛に繋がります。

◆ストレスが多い状態
ストレスが増えると、血圧上昇や睡眠などに大きな影響を与えます。

AGA治療を行う際は、このように生活習慣の改善も行わなければなりません。
いくら専門クリニックで治療を受けても、日頃の生活習慣が乱れていると効果が期待できません。
育毛剤や育毛サプリメント、さらにクリニックでの治療を並行して、これまでの生活習慣の乱れも一緒に改善しましょう。
健康な髪の毛や頭皮を作るためには、生活習慣の見直しはとても重要なことなのです。

AGA(男性型脱毛症)についてまとめ

AGA(男性型脱毛症)は年齢に関係なく発症しますので、日頃から注意しておく必要があります。
最近では悩む人が増えていることもあり、各医療機関が様々なAGA治療を施してくれています。
しかし最も重要となるのは、毎日の生活習慣を正すことです。
生活習慣を変えなければ、どんな治療を受けたとしてもあまり効果はありません。
生活習慣を見直しながら育毛剤や育毛サプリメント、クリニックで治療を行うのが理想です。